経理のやり方を見直すことは必要です。
中小零細企業の経営というものは、大企業の経営とは違います。 決定的な違いは、社員が大企業に比べ少数であるということです。 ゆえに一人で営業事務、総務、経理という何役もの仕事をこなしていかなければなりません。
だからこそ、直接利益を生まない間接部門にかかる労働時間やそのためにかかる費用を、必要最小限に抑えていかなければなりません。 そして、その必要最小限に抑えたことによって生じた労働時間や費用を直接的に利益を生む部署(営業や開発等)に使っていくことが最も大事であると考えます。
例えば、総務や経理をしてもらうために新しく人を雇った場合、給料として年間240万円(毎月20万円とします)のお金が支出【給料という毎月必ず発生する固定費の支出】となります。
その場合、この費用を賄いかつ同じだけの利益を計上するためには、あなたの会社の売上高をどのくらい増やしたらいいと思いますか?
仮に、あなたの会社の売上高が2億円、営業利益が1,000万円とした場合、営業利益率(営業利益÷売上高)は5%となります。そして新しく社員を雇ったことにより発生する給料、つまり年間240万円の固定費の削減は売上高に換算すると下記のようになります。
(例) 240万円÷5%(1,000万円÷2億円)=約4,800万円
〔営業利益率〕
つまり、上記の例を見てもわかる様に240万円の固定費を稼ぐためには売上を4,800万円増やさなければいけません。また、もし売上を増やすことができなければ、営業利益率は5%から3.8%((1,000万円-240万円)÷2億円)に低下してしまいます。
売上高増加 = 利益増加という考え方は原則ですが、
固定費削減 = 利益増加という考え方も成り立つという事もご留意ください。
ということは、いかに間接部門を改善(固定費の削減)して、直接的に収益を上げる部門に人員を集中することが大事であるということは、言うまでもありません。
その為にも、間接部門の業務の負担を減らさなければなりません。 |